感染症対策を目的として研究助成を行ってきた国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は今回、「パンデミック阻止プラットフォーム(Pandemic Prevention Platform: P3)」プログラムを開始する。これまでに行われた基礎作業を元に、ウィルス性の疾病がパンデミック(大流行)となる前に拡散を防止できるシステムを構築することが狙いである。こうした能力を持つシステムの構築が実現できれば、従来型のワクチン開発及び導入(数か月から数年を要する)とは大きく異なる。P3プログラムの担当マネジャーは、「DARPAの目標は、病原菌が特定されてから60日以内に保護措置を医療提供者へ届け、投与から3日以内に患者の保護機能を誘発することができる技術プラットフォームを開発することである」と述べている。こうした取り組みの鍵となるのは、核酸ベースの技術(DNA及びRNAの中心となるもの)である。
Defense Advanced Research Project Agency “Removing the Viral Threat: Two Months to Stop Pandemic X from Taking Hold” (2/6/17)