大統領科学技術諮問委員会(President’s Council of Advisors on Science and Technology: PCAST)は10月26日、聴覚技術のイノベーションに関する書簡報告を発表した(低度の聴覚障害者を対象とした技術に焦点を当てたもの)。高齢化と共にこうした技術を必要とする人は増えるが、実際に利用してその恩恵を受けている人の割合は比較的少ない。こうした中、PCASTは、「補聴器に関する現行の市場と規制が静態的な市場につながっており、その結果イノベーションは限られ、機器が高価格化し、多くの人が購入することを躊躇している」と主張している。そうした上で、手術を必要としない気導型補聴器は専門の有資格者を訪問することなく店頭で購入できるようにすること、機器の装着や調整のための診断的試験は店頭で行えるようにすること、食品医薬品局(Food and Drug Administration: FDA)が個人用拡声機器に関して発表した2013年の草案ガイダンスを撤回することなど、規制に関するいくつかの勧告を行っている。
Pasco Phronesis “PCAST Wants People To Hear Better For Less” (10/27/15)