計画的な送電網整備で電力信頼性の向上を PNNL報告

パシフィック・ノースウエスト国立研究所(Pacific Northwest National Laboratory: PNNL)は11月4日、電力需要の増加に直面する電力事業者が、州間及び域内での電力融通など送電の利点を考慮することで、より少ない投資で電力供給の信頼性目標を達成できるとする調査報告書を発表した。エネルギー省(Department of Energy)電力局(Office of Electricity: OE)が掲げる安価で信頼性の高いエネルギー供給体制構築に向けた調査で、報告書では従来の送電計画で看過されがちだった7つの課題を特定し、発電所の新設だけに頼らず、既存リソースを活用してピーク時の需給を調整する送電網整備の重要性を指摘している。データセンター需要の増大や気象リスクへの対応が求められるなか、送電計画の評価方法などが家計や企業に対するコスト負担を抑えつつ安定供給を実現するとも強調した。PNNLは近隣系統からの支援検証に関する費用対効果など、送電・発電の投資比較に必要な調査事項特定に役立つとし、送電網計画担当者に対し、同報告書の活用を促している。

PNNL “PNNL Report Examines Transmission’s Role in Reliability” (11/04/26)
https://www.pnnl.gov/publications/pnnl-report-examines-transmissions-role-reliability