NSF、新構想「トライアド計画」を始動 量子技術を実用化

米国科学財団(National Science Foundation: NSF)は7月7日、量子センシング、量子ネットワーキング、量子計算の3つの機能を統合した運用システムを構築する「トライアド計画(Project Triad)」を開始したと発表した。安全保障、医療、エネルギー、製造などの分野における量子技術の実用化推進に向け、一元化した量子環境の構築・導入を目指す。実証システムを提供する傘下の国立量子仮想研究所(National Quantum Virtual Laboratory: NSF NQVL)やエックス・ラボ(X-Labs)、量子+エックス(Quantum+X)など官民学が連携する3事業を通じて、今年12月までのシステム導入や各分野での提携加速を見込んでいる。特に、衛星やGPSの電波が届かない地域での安全な通信手段や地下資源の探知や、精密医療画像診断開発につなげるとし、NSFは量子イノベーションを推進する大統領令に沿い、国の経済競争力や安全保障、雇用創出強化に向け、急速に進展する量子技術分野を支援していく方針である。

NSF “NSF launches Project Triad to advance quantum technology for real-world applications” (07/07/26)
https://www.nsf.gov/news/nsf-launches-project-triad-advance-quantum-technology-real