国際ロボティクス連盟(International Federation of Robotics: IFR)は今般、「2023年世界ロボティクス報告(World Robotics 2023 Report)」を発表した。それによれば、2022年には世界中の工場で過去最高となる55万3,052基の産業ロボットが導入された。これは前年比5%の成長となる。地域別で見ると、新たに導入されたロボットの73%はアジアで、次いで15%は欧州、10%は米州となっている。世界最大の市場は圧倒的に中国で、2022年には年間29万258基のロボットが導入され、前年比5%の増加となり、2021年の過去最高を更に更新した。日本でのロボット導入は9%増加して5万413基となった。これはコロナ禍前の水準(2019年、4万908基)を上回る。これまでの最高は5万5,240基(2018年)であった。日本の産業ロボット市場の規模は中国に次いで2位となっている。2023年は世界的な経済成長は鈍化が予測されているが、ロボットの導入はそのパターンからは外れる見通しで、長期的な成長トレンドが近々終了することを示唆するものはない。