エネルギー省、国内の航空機、鉄道、船舶を電気化する高エネルギー貯留ソリューションの開発に3,000万ドルを発表

エネルギー省(Department of Energy)は9月1日、航空、鉄道、海上輸送部門の電気化を加速させる一助として、次世代の高エネルギー貯留ソリューションの開発に最高3,000万ドルの資金を発表した。エネルギー高等研究局(Advanced Research Projects Agency-Energy: ARPA-E)が管理する「鉄道と海上と航空機の電気化の開拓(Pioneering Railroad, Oceanic and Plane Electrification: PROPEL-1K)」プログラムで、1,000ワット時/1キログラム(1,000 Watt-hour per kilogram (Wh/kg))及び1,000ワット時/1リットル(1,000 Watt-hour per liter (Wh/L))のエネルギー密度の貯留システムの開発を目指す。輸送部門は、米国内の年間の温室効果ガス(GEG)排出全体の約29%を占める。普通自動車及び小型商業車両が、輸送部門のGHG排出の58%を占めており、電池駆動型の電気自動車は多くの用途において低排出ソリューションとして台頭しつつある。輸送部門のGHG排出の残りの42%は、長距離トラック(23%)、航空(8%)、鉄道(2%)、海上(3%)で、電池及び燃料電池は潜在的なソリューションであるが、大型車両や船舶、航空機においては、現行及び予想されている次世代の電気エネルギー貯留技術で達成可能な最大エネルギー密度は現時点では低すぎる。PROPEL-1Kは、既存の最先端選択肢に比べて格段に優れた改良を達成するため、エネルギー貯留に関する代替手法を模索する。

Advanced Research Projects Agency-Energy “U.S. Department of Energy Announces $30 Million to Develop High-Energy Storage Solutions to Electrify Domestic Aircraft, Railroads & Ships” (9/1/23)