半導体工業会(Semiconductor Industry Association: SIA)は7月27日、年次報告「業界の現状報告(State of the Industry Report)」を発表した。半導体業界が直面している現行の課題と、継続的成長及びイノベーションのための機会について記述している。半導体は重要技術における存在感を更に高め、2023年も、世界における半導体業界の重要性は高まり続けている。2022年には世界で1兆個以上の半導体が販売された。半導体の需要増に伴い、世界中の政府が半導体生産及びイノベーションを国内に誘致するため、政府投資を増加させている。米国政府は昨年、こうした課題に対処するための取り組みを強化し、CHIPS及び科学法(CHIPS and Science Act)を成立させて、必要とされている半導体研究投資及び製造投資を提供し、米国の経済、安全保障、サプライチェーンを補強した。半導体業界の未来には大きな有望性がある一方、様々な課題も呈している。例えば、米中間の緊張は、世界のサプライチェーンに影響を及ぼし続け、中国への半導体売上に関する新たな政府規制を招いている。