政府説明責任局(Government Accountability Office: GAO)は今般、「科学技術スポットライト:生成AI(Science and Tech Spotlight: Generative AI)」と題する報告書を発表した。チャットGPT(ChatGPT)やバード(Bard)など、文章や画像、音声、ビデオ、その他のコンテンツを作成する生成AIシステムの技術について分析したものである。生成AIは急速に人気が高まっており、能力の強化によって、教育や政府、医薬、法律、その他の分野で利用される可能性がある。しかし、こうしたシステムは、偽の情報が信頼性の高いものに見える「幻覚・幻影」を生成することも可能で、意図的に誤った情報を作成することも可能である。その他の課題には、監督とプライバシーを巡る懸念もある。報告書は、生成AIがもたらす機会と課題を指摘した上で、政策上の意味合い及び疑問点として、①生成AIが責任のある形で使用されることを確実にする最善のAIガイドラインは何か、また生成AIは既存のガイダンスに従っているか? ②生成AIモデルを訓練するために使用される手法とマテリアルの評価などを目的として、どのような標準を使用または開発できるか?といった点を挙げている。
Government Accountability Office “Science & Tech Spotlight: Generative AI” (6/13/23)