ハーバード大学元教授、中国との関係に関する事件で刑罰を下される

4月25日、ハーバード大学(Harvard University)の元教授(化学)であるチャールス・リーバー博士(Charles Lieber)に対し、米政府に偽りの陳述をした件と、中国のプログラム「千人計画(Thousand Talents)」及び武漢大学(Wuhan University)との契約の一環として支払われた大金の申告を怠ったことについて、刑罰が下された。禁錮2日と2年間の監視下での保釈及び6カ月の自宅軟禁となる。また、5万ドルの罰金と、内国歳入庁(Internal Revenue Service)への賠償金として3万4,000ドルの支払いを命じられた。検察官によれば、ハーバード大学におけるリーバー氏の研究室は、2008年以来、国防総省(Department of Defense)と国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)から合計1,800万ドルの研究グラントを受益していたが、同氏は、科学的知識と専門性へのアクセス取得を目的とした中国の千人計画からも資金を密かに受け取っていた。リーバー氏は、2018年に連邦捜査官から千人計画への関与について問われた際、それを否定した上、IRSへの申告も怠った。その後、機密情報を中国と共有したことが疑われる科学者を特定することを目的として、米政府が2018年に開始した「中国イニシアチブ(China Initiative)」により、リーバー氏は2021年12月に有罪が確定した。

New York Times “Ex-Harvard Professor Sentenced in China Ties Case” (4/26/23)