米海軍(U.S. Air Force)は、電磁スペクトル(electromagnetic spectrum: EMS)で放出される敵からの脅威(レーダーや妨害電波など)に関する諜報を分析し、航空機もしくはその他のリソースがEMS環境で敵対的な変更に反応及び応答できるよう電子戦争ソフトウェア及びハードウェアを構成する「電子戦争統合リプログラミング(electronic warfare integrated reprogramming: EWIR)」活動を行っている。ランド研究所(Rand Corporation)は今般、「電磁スペクトルで機動的な敵を出し抜く(Outsmarting Agile Adversaries in the Electromagnetic Spectrum)」と題する報告書を発表した。報告書のキーファインディングとして、①変化し続ける脅威に対抗、適応し続けるため、EMSで運用される米空軍のシステムは、早急なリプログラミング能力(状況の評価や敵対的活動の検知などを含む)が必須である。②必要とされるスピードを実現するには、機動的なソフトウェア・ソリューション、ハードウェアのアップグレード、データ工学、他のシステムとの相互運用性が求められる、などが挙げられている。
Rand Corporation “Outsmarting Agile Adversaries in the Electromagnetic Spectrum” (January 2023)