NIH、偏見を軽減するため、グラント審査における抜本的変更を計画

これまで長年にわたり、「国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)の審査プロセスには名声への偏見が根付いている」との批判がある。こうした中、NIHは、研究グラントの申請書の採点方法を変更する暫定的な計画を発表した。審査における偏見と、審査担当者の負担を軽減することを狙いとしたものである。新たなシステムの下、審査担当者は、研究者の専門性もしくはその所属機関によるリソースへのアクセス性を採点する必要がなくなる。また、採点の対象となる基準数も少なくなる。NIHによる研究グラントの90%以上を審査するピアレビュー・グループを統括する科学的審査センター(Center for Scientific Review: CSR)が12月8日の会合でこれらの変更点を発表した。変更は最終決定ではなく、また変更点は少なくとも2024年までは導入されない。

Nature “NIH plans grant-review overhaul to reduce bias” (12/9/22)