新型コロナが最物理学専攻の大学卒業生にもたらした影響に関する調査報告

新型コロナのパンデミックの中、大学卒業後、予定通りの進路に進んだ大学卒業生がいる一方、それをしなかった、またはそれができなかった大学卒業生もいる。米国物理学研究所(American Institute of Physics: AIP)が、物理学及び天文学の大学4年生を対象に、2021年春に卒業後の進路計画について尋ね、2022年春に再び実際の進路について尋ねる調査を行った。AIPが11月に発表したその調査結果報告「パンデミック中の大学卒業後の予定:新型コロナが物理学と天文学の大学4年生の進路に及ぼした影響(Postgraduation Planning During a Pandemic: Effects of COVID-19 on Physics and Astronomy Seniors’ Career Paths)」によれば、回答者(1,823名)の77%が、卒業後に予定通りの進路を進んでいる。例として、就職するつもりであった大学生のうち85%が実際に就職した。一方、新型コロナを理由として、卒業後の進路を変更したと報告した大学生の中で最も大きなシフトは、大学院へ進む予定であったが、就職へと変更したというものであった。その理由として多くの大学生が、「大学院へ申し込む準備ができていないと感じた」「興味を失った」「経済的に無理になった」「精神的に苦しかった」を挙げている。

American Institute of Physics “Study Reports the Impact of COVID-19 on Recent Physics Grads” (1/23/22)