新型コロナのパンデミックにより、新興のウィルス性脅威を迅速に特定し、多様な臨床試験参加者の間で、ワクチンや治療薬、その他の対策の効果を評価するための調整的な臨床試験体制が必要であることが認識された。これを受け、大統領府は、「国家バイオ防衛戦略(National Biodefense Strategy)」を発表し、米国の臨床試験インフラが、実行可能な対抗措置が特定されてから14日以内に候補となる対抗措置を実施できるよう整備されていることを要請した。この取り組みへの支援として、大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy: OSTP)は10月26日、国家安全保障会議(National Security Council: NSC)と共に、「緊急事態となる疾病が勃発した際に、どのようにして調整された臨床研究システムを導入することができるか」について意見を募集する「情報の要請(Request for Information: RFI)」を発表した。更に、OSTPは10月28日、国家バイオ防衛戦略の革新的な臨床試験目標について、2回目のRFIを発表した。今回のRFIは、医療情報技術国家調整官室(Office of the National Coordinator for Health Information Technology: ONC)とのパートナーシップにより作成されたもので、現行の医療ケア及び研究データ・エコシステム内の技術的観点から、臨床試験データの収集とプロトコルの周知を運用可能にする最善の方法について、意見を募集している。