「2022年AI現状報告」

人工知能(AI)投資家のネイサン・ベナイク氏(Nathan Benaich)とイアン・ホガース氏(Ian Hogarth)が、「2022年AI現状報告(State of AI Report 2022)」を発表した。報告書の主要な考察点として、次の点が挙げられている。①新たな独立系研究ラボが、大手ラボによるクローズドソース(オープンソースの逆)の成果を急速にオープンソース化している。AI研究は、少数の大手プレイヤーの間で増大的に一元化されていくという定説があるにもかかわらず、コンピューテーションの低コスト化とアクセスの向上により、かなり小規模で今までは知られていなかったラボから最新の研究が生まれるようになっている。一方、AIのハードウェアは依然としてNVIDIA社が圧倒的に強い、②大手AI研究事業体の間で、「安全性」への認識が高まりつつある。③中国と米国の間のAI研究の差は引き続き拡大している。2010年以来、中国の機関による論文作成量は米国機関の4.5倍で、米国、インド、英国、ドイツの合算よりも遥かに多い。④AI主導型の科学的研究は引き続き、ブレイクスルーにつながっている。

State of AI Report “Welcome to State of AI Report 2022” (10/11/22)