ストライダー社(Strider)は9月22日、「ロスアラモス・クラブ:中国政府はどのようにしてロスアラモス国立研究所の一流科学者をリクルートし、自国の軍事プログラムの進展につなげているか(Los Alamos Club:How the People’s Republic of China Recruited Leading Scientists from Los Alamos National Laboratory to Advance Its Military Programs)」と題する報告書を発表した。報告書は、中国政府が自国の学術関係者、研究者、科学者を海外に赴かせ、その専門性を深めた後、中国へ戻り、中国の戦略的関心事を進展させるようにすることを目的として、広範な「人材スーパーパワー戦略(Talent Superpower Strategy)」を実践していることを示している。報告書によれば、1987年から2021年の間に、エネルギー省(Department of Energy)傘下のロスアラモス国立研究所(Los Alamos National Laboratory)に勤務していた少なくとも162名の科学者が中国へ戻り、国内の様々な研究開発プログラムを支援している。最も懸念される点として、15名の中国帰国者は、同研究所の正職員(permanent staff member)として勤務していた。そのうち13名は中国政府の人材プログラムにリクルートされており、こうした科学者はロスアラモス国立研究所在籍中に、中国からの客員学者やポスドク研究者の受け入れを行っていた。