高名な感染症専門家であり、二人の大統領の下で新型コロナのパンデミック対応の「顔」として厳しい政治的攻撃にさらされた国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)傘下の国立アレルギー・感染症研究所(National Institute of Allergy and Infectious Diseases: NIAID)のアンソニー・ファウチ所長(Anthony Fauci)は8月22日、今年12月に退任すると発表した。半世紀以上に及ぶ政府勤務に終止符を打つ。ファウチ氏は、1984年からNIAID所長を務めており、NIHに入所したのは27歳であった1968年で、そしてすぐに期待の星として注目されるようになった。近年では、バイデン政権発足時より首席医療アドバイザーも務めている。ファウチ氏はNIAID所長として7名の大統領に仕えた。ファウチ所長の下、NIAIDは約40年の間に、年間予算が3億5,000万ドルでほとんど無名の小さな組織から、同予算が60億ドルを超え、世界的に認められる有力組織へと成長した。
Washington Post “Fauci plans to step down in December after half a century in government” (8/22/22)