米中両国の組織に関係のある研究者の数が減少

ネイチャー誌(Nature)が発表した分析報告によれば、研究論文の執筆者で中国と米国の双方の機関に所属していると報告した学者の数は、過去3年間で20%以上減少した(2018年の1万5,000名以上から2021年の1万2,500名未満)。こうした現象は、研究データベースで表面化し始めている米中共同作業の低下というパターンの一部のようである。米中両国の執筆者による共同作業として作成された論文数も、昨年、初めて減少した。専門家によれば、こうした両国間の共同作業が減少している傾向の少なくとも一因は、新型コロナ(COVID-19)のパンデミックの結果であるが、それと同時に政治的緊張の結果でもあると指摘する。この政治的緊張には、中国での活動もしくは資金を開示しない米国学術機関をターゲットとしたスパイ行為の防止を目的として米連邦政府が行っている、論争的な「中国イニシアチブ(China Initiative)」も含まれる。

Nature “The number of researchers with dual US–China affiliations is falling” (5/30/22)