CNAS、新たな米国産業政策枠組みを提言

米中間の戦略的競争により、米国の政策策定者と企業のリーダーによる関与の在り方はリセットが求められており、経済的競争力と安全保障の問題は、双方の区別がつきにくくなっている。こうした中、新米国安全保障センター(Center for a New American Security: CNAS)は、「再起動:米国の新たな産業政策のための枠組み(Reboot: Framework for a New American Industrial Policy)」と題する報告書を発表した。報告書は、米経済の急進的な改革やその管理方法を勧告するものではなく、米国の競争力を推進する実用的な概念と一連の行動を提案するもので、自由市場原則の下、政府が業界と効果的に関与するための行動が盛り込まれている。報告書は、米国の新たな産業政策のための初期の枠組みを示しており、その枠組みは、将来のための土台を形成する6つの行動で構成されている。それらは、①明確な呼びかけ(スローガンやビジョン)、②成功の分析、③政府と業界の整合、④必要に応じて政策を調整する権限の創出、⑤リスクの受容と軽減、⑥同盟国の活用、である。

Center for a New American Security “Reboot: Framework for a New American Industrial Policy” (5/24/22)