2021年度における連邦機関の研究開発(research and experimental development: R&D)予算(obligations)は過去最高の1,902億ドル(現行ドル)に達した。これは、前年度の1,674億ドルから13.6%の増加である。1,902億ドルのうち、356億ドルは、新型コロナのパンデミック関連の経済刺激資金によるものであった。2022年度のR&D予算は0.6%減少の1,891億ドルと試算されている。インフレ調整後では、2021年度の連邦R&D予算は1,615億ドルとなる。基礎及び応用研究がそれぞれ、361億ドルと371億ドルで、実験的開発は、基礎及び応用研究の合算よりも多い882億ドルであった。新型コロナのパンデミック関連の刺激資金によるR&D連邦予算は195億ドル(2020年度)から356億ドル(2021年度)と、83.1%増加した。それと同時に、刺激資金以外の資金(通常の議会予算)は、2020年度の1,479億ドルから2021年度の1,545億ドルと、4.4%増加した。刺激資金による予算は、2022年度には23.0%減少して274億ドルとなる見込みである。これらのデータは、米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の国立科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics:NCSES)が行った「研究開発のための連邦資金に関するアンケート調査(Survey of Federal Funds for Research and Development)」の最新のサイクルの数値である。記事ではこの他に、連邦機関別の研究予算、連邦機関別の実験的開発予算、連邦資金の対象となるR&D実施者などについて記述している。