米国のクリーンエネルギー未来に革命をもたらす大型部品の革新的製造

現在、伝統的な鋳造と鍛造手法を用いて大型の金属部品を米国内で生産することは不可能で、このことは、生産コストの上昇や、企画から生産までの日数の長期化、海外サプライチェーンへの依存拡大につながっている。こうした中、「ニア・ネット・シェイプ(Near net Shape: NNS)(ほぼ最終形状の意)」製造手法は、製造費用及び関連する時間の削減につながる。エネルギー省(Department of Energy)の先端マテリアル・製造技術局(Advanced Materials and Manufacturing Technologies Office: AMMTO)は2023年9月、風力タービンのローター・ハブのための大型砂型鋳造を印刷する3Dプリンタ(先端鋳造セル)の開発、構築、改良に取り組むGEリサーチ社(GE Research)に約1,500万ドルを提供した。更に2024年2月には、AMMTOと水力発電技術局(Water Power Technologies Office)が、2件目のプロジェクトへの資金として1,500万ドルを提供した。こちらは、オーク・リッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory: ORNL)が主導するプロジェクトで、革新的なロボット工学ハイブリッド型付加製造プロセスの開発に取り組む。これら2件のプロジェクトは、米国が大型金属部品を製造するための国内知識と能力を構築し、米国のクリーン・エネルギーなどの製造部門を強化する上で重要である。

Department of Energy “Innovative Large Parts Manufacturing to Revolutionize America’s Clean Energy Future” (2/16/24)