良質の自然科学専門誌で構成されるネイチャー・インデックス・グループ(Nature Index group)に出版された研究論文への寄与が最も多かった国・地域として、中国が初めて米国を上回って1位となった。ネイチャー・インデックスが追跡する82の専門誌の著者の出身国に関するデータを見ると、2022年1月~12月に中国のシェア(各論文における著者の出身国の割合を基に算出した数値。単位:千件)は1万9,373で、米国のそれ(1万7,610)を上回った。ネイチャー・インデックスが2014年に初めて発表されて以来、中国のシェアは急速に上昇しており、2021年には物理科学と化学で1位となっていた。その他にも、科学的な活動を測定し、科学の国別バランスの変化を示すものはある。例えば、2018年の米国科学財団(National Science Foundation: NSF)のデータ・セットは、中国の出版論文数が最多であったことを示している。ここ5年間は、引用数の評価など、論文の質を測定する数値でいつ中国が米国を上回るかという点に注目が集まってきた。
Nature “China overtakes United States on contribution to research in Nature Index” (5/19/23)