国立エネルギー技術研究所(National Energy Technology Laboratory: NETL)の研究者は、複数日及び季節的な期間における変動型再生可能エネルギー(variable renewable energy: VRE)資源の欠点に対してより良い対応が可能な長期エネルギー貯蔵の選択肢に関する研究を行い、報告書を発表した。その報告書「長期エネルギー貯蔵用途のためのエネルギー貯蔵媒体に関する技術・経済的調査(A techno-economic survey of energy storage media for long-duration energy storage applications)」は、オープン・アクセス・ジャーナルの「セル・レポート・サステナビリティ(Cell Reports Sustainability)」創刊号に発表された。研究者は、費用を低減し、VRE量を増加した電力グリッドの改良を実現するには、更なる長期的な研究開発投資が必要であると要請している。報告書を執筆したリゲル・ウッドサイド氏(Rigel Woodside)とリー・アスピタルテ氏(Lee Aspitarte)は、「再生可能エネルギー資源の断続性は、持続可能なエネルギー・システムを達成する上で大きな課題の一つである。グリッドが主としてVRE資源に依存するように移行する中、現在の化石燃料によって可能となっている信頼性と同等の信頼性を達成するには、劇的な変化が必要となる」と述べる。