全米各州、AI規制を強化 規制緩和に対抗

ニューヨーク・タイムズ紙(The New York Times)は3月30日、トランプ大統領が人工知能(AI)規制を緩和するよう州に呼びかける中、カリフォルニア州やユタ州など複数の州が独自の規制強化を進め、州と連邦政府の権限をめぐる激しい対立が深刻化していると報じた。カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(Gavin Newsom、民主党)は同日、州と契約するAI企業に安全性とプライバシー保護を義務付ける行政命令を発令したが、大統領府は州の「パッチワーク的な法規制がAIにおける米国の国際競争力を損なう」と主張し、州法の廃止を求める立法枠組み構築を進めている。昨年末に大統領令以降、ユタ州やフロリダ州での規制法案が白紙化するなど、連邦政府の圧力が強まっているが、既に100以上の州法が導入されており、州側の取り組みが加速している。特にニューヨーク州などの民主党主導州は抵抗を継続する姿勢を示し、共和党内でも、規制推進派の州議員が経済的懸念から規制を支持する動きが出ており、党内の温度差も表面化していると記事は伝えている。

The New York Times “States Plow Ahead With A.I. Regulation, Defying Trump” (03/30/26)
https://www.nytimes.com/2026/03/30/technology/trump-states-ai-gavin-newsom-california.html