国防総省(Department of Defense)のプラットフォーム向けに、忠実性の高い環境でモデル訓練を行うには数か月から数年を要し、また、モデリングとシミュレーションを通じて学習するオートノマスは、現実の世界で未知の状況に直面すると脆弱になる。この脆弱性は、「シミュレーション・トゥ・リアル(simulation-to-real: sim-to-real)の溝」として知られている。このような中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)は、「共通のセマンティクス(関与規定など)を活用して、多様で忠実性の低いシミュレーションでオートノミーの学習と移行をすることで、シミュレーションから現実へのオートノミーの移行がより早急にできる可能性がある」と考えている(伝統的な手法で数週間・数か月かかるところを一日でできるかもしれないと期待)。このため、DAPRAでは「不正確で抽象的なモデルをオートノマスへ移行する技術(Transfer from Imprecise and Abstract Models to Autonomous Technologies)」プログラムを立ち上げ、こうした理論を試験へつなげるプロポーザルを募集している。