エネルギー省(Department of Energy)は今般、「全国送電網ニーズ調査(National Transmission Needs Study)」報告の草案を発表し、一般からのコメントを募集した。草案によれば、緩やかな負荷増大とクリーンエネルギーの高度な増加というシナリオの下、米国は2035年までに新たに4万7,300ギガワット(GW)マイルの新たな送電網を必要とする可能性が高い。これは、現在の送電網システムに比べて57%の増加となる。報告書草案は、「米国における送電網のニーズは急務であり、複数の地域にまたがる送電網は、最大の恩恵をもたらし、そのニーズは時間の経過と共に変化していくだろう」と述べている。草案に関して行われたウェブセミナー(3月3日)で、エネルギー省のグリッド配備局(Grid Deployment Office)の担当官は、「大規模な送電網の整備が、早ければ2030年にも、大平原地帯、中西部、テキサス地域で必要とされ、2040年までには山岳地帯、大西洋沿岸中部、南東部でも必要となるだろう」と語った。エネルギー省は、今回の報告書ファインディングを、全国的な送電網コリドーの選出や、インフラ投資・雇用法(Infrastructure Investment and Jobs Act: IIJA)などの下で受益の対象となる可能性がある送電網プロジェクトのレビューに役立てる。