エネルギー省、大規模なクリーンエネルギー導入の変革的機会を特定

エネルギー省(Department of Energy)は9月18日、「商業発進のための経路(Pathways to Commercial Liftoff)」と題する報告書の最新版を発表した。今回発表されたのは、産業脱炭素化の達成と、仮想発電所(virtual power plants: VPPs)の実践における機会と課題に焦点を当てた2つの報告書。この発進シリーズ(Liftoff series)は、民間部門やその他の産業パートナーに、当該技術が全面的な規模で導入されるようにするための貴重な関与主導型資源を提供することを目的として、2023年3月に開始された。「産業脱炭素化」に関する報告書のキーファインディングとして、①炭素集約型産業部門は、重要な変曲点に直面しており、社会は本格的な脱炭素化に焦点を当てている、②米国産業部門の当事者は、短期的で簡単なソリューションに焦点を当てており、正味ゼロ目標で遅れを取るリスクがある、③超党派インフラ法(Bipartisan Infrastructure Law)とインフレ低減法(Inflation Reduction Act)は、産業脱炭素化を支援するこれまでにないツールを創出しており、消費者は低炭素製品を求め、民間の早期行動者が台頭している、などが挙げられている。また、VPPsに関する報告書のキーファインディングには、①電力需要が増大し、従来型のエネルギー資源が段階的に削減される中、VPPsは重要な転換期にある、②VPPsの可能性を最大限に実現するには、拡張可能なモデル、規制支援、関与機関の広範な同盟が求められる、などが挙げられている。

Department of Energy “U.S. Department of Energy Reports Identify Transformative Opportunities for Widescale Clean Energy Deployment” (9/18/23)