エネルギー省(Department of Energy)は、テキサス州に拠点を置く電池企業、マイクロバスト社(Microvast)に提供が予定されていた2億ドルのグラントを撤回した。同社は、中国との関係があり、連邦議員から批判を受けていた。本件は、米国と中国のライバル関係が、バイデン大統領の気候政策を複雑にしていることを示す最新の事例である。エネルギー省は昨年、グラント付与先として条件付きでマイクロバスト社を選出しており、テネシー州にある同社の電池技術工場の資金の一部として授与する予定であった。しかしエネルギー省は5月22日、同社との交渉を終了したと発表しており、その理由はすぐには説明されていない。マイクロバスト社は米国株式公開企業であるが、中国に子会社を有しており、共和党はこの点を使い、「バイデン政権の気候及びクリーンエネルギー支出は中国に恩恵をもたらしている」との主張を強化している。マイクロバスト社の幹部は、「当社の事業は中国政府の影響を何ら受けておらず、共和党の攻撃は政治的目的によるものである」と語る。
Politico “DOE won’t award $200M to battery company criticized by GOP over China links” (5/23/23)