米国大学で科学技術分野の高度な学位を取得した外国人学生に、雇用に基づく永住ビザ(通称グリーンカード)を提供することを定めた法案を巡り、下院で9月20日、本会議での早期採決に持ち込むための投票が行われた。しかし規定の3分の2を獲得できず、法案は頓挫した。この法案(H.R. 6429)は、ラマー・スミス下院議員(Lamar Smith、テキサス州選出共和党)によるもので、抽選によって年間5万人に永住ビザを提供する既存のプログラムを廃止し、新たなビザ分類を創設して、STEM分野で高度な学位を取得した外国人学生を対象に、年間最高5万5,000人に永住ビザを提供するというものである。高度な学位取得者が米国経済を押し上げるという点は総意となっているものの、多くの民主党議員は多様性に基づく既存プログラムを廃止することに反対している。
Science Insider “STEM Visa Bill Falls Short in U.S. House” (9/20/12)