国連貿易開発会議(United Nations Conference on Trade and Development: UNCTAD)が10月23日に発表したところによれば、世界における海外直接投資額は2012年上半期に前年比8%減少の6,680億ドルであったという。そしてその投資先として、2012年上半期に591億ドル(前年同期609億ドル)を受け入れた中国が、米国(574億ドル:前年同期944億ドル)を抜いて首位となった。ただし、最近発表された日本のソフトバンク(Softbank)によるスプリント・ネクステル社(Sprint Nextel)の買収(200億ドル)などにより、2012年通年では米国が海外直接投資先として首位になると考えられている。中国の首位が短期間であったとしても、こうした傾向は海外直接投資のフローのシフトを示している。2008年に先進国を襲った金融危機以来、企業にとっては急成長を続ける開発途上国が投資先としてより魅力となりつつあるといえる。
Wall Street Journal “China Edges Out U.S. as Top Foreign-Investment Draw Amid World Decline” (10/23/12)