グーグル・ブック・プロジェクトの「公正使用」に関する控訴裁判決

第二巡回控訴裁判所(U.S. Court of Appeals for the Second Circuit)は11月14日、グーグル社(Google)による書籍デジタル化プロジェクトは、オンラインデータベース上で書籍の無料サンプルを提供するもので、著者の著作権を侵害するものではないとの判決を下し、「公正使用(fair use)」原則を勢いづける判決となった。グーグル社は2004年以来、図書館などと協力して書籍のスキャン及びデジタル化を進め、これまでに2,000万冊以上のデジタル化を行うと同時に、これらのデジタル書籍の一部のページをデータベース化する「グーグル・ブックス(Google Books)」プロジェクトを進めている。これに対して、著作者協会(Authors Guild)は2005年に、本プロジェクトは著作権の侵害に当たるとして提訴していた。控訴裁判事は、「書籍検索用に文書の一片を表示することは、写真検索用のサムネイル表示やコンサート・ポスターの小さな画像表示と類似するものであり、これらの一片は利用者が書籍を検索する一助となる」と指摘した。
Inside Higher ED “Another Win for ‘Fair Use'” (11/15/13)