米国科学審議会(NSB)委員の上院承認が不要に

上院の運営をより効率的にすることを目的として、上院の承認を必要とする大統領人事から169件の役職を免除する新法が制定された。新たに免除される役職のリストには、米国科学審議会(National Science Board: NSB)の24名の委員が含まれており、一部の委員はこれによってNSBのワシントン内における影響力が減少するのではないかとの懸念を示している。大統領の指名を受けてから上院の承認を得るまでは煩雑で時間を要するプロセスが続くが、上院承認を必要とする役職は、議会証言に呼ばれることや内部討議へのアクセスを認められることが多いことなどから、一部の官僚の間ではステータス・シンボルとなっている。今回の新法で免除対象となった169件の役職は、大統領指名後、すぐに就任することが可能となる。上院承認を必要とする人事の件数削減を目的とした法案「2011年大統領人事の効率及び合理化法(Presidential Appointment Efficiency and Streamlining Act of 2011)」は、両院議会で可決された後、8月10日に大統領が署名した。
Science Insider “Ego v. Efficiency at the U.S. National Science Board” (8/21/12)