上院予算委員会(Committee on Appropriations)の労働・厚生・教育・関連機関小委員会(Subcommittee on Labor, Health and Human Services, Education, and Related Agencies)は3月28日、国立衛生研究所(NIH)の2013年度予算案に関する公聴会を開催した。本公聴会は、先日下院の小委員会で行われた同議題の公聴会に比べると、格段に友好的な雰囲気で行われた。それでもトム・ハーキン委員長(Tom Harkin、アイオワ州選出民主党)は、厚生省(Department of Health and Human Services: HHS)から8,000万ドルの資金(2010年の医療改革法案で創設された資金)を移行してアルツハイマー病の研究に充当する計画に苦言を呈するなどした。同委員長は、「NIHは自分達の予算内からアルツハイマー病研究のための資金を拠出する柔軟性を有している」と述べた。また、リチャード・シェルビー議員(Richard Shelby、アラバマ州選出民主党)は、グラント件数を維持するため、研究者の受益可能金額に上限(150万ドル)を定めるNIHの計画に疑問を呈した。これに対しNIHのフランシス・コリンズ所長(Francis Collins)は、「150万ドルという設定は、受益金額の上限ではなく、既にNIHから多くを受益している研究者の提案は厳しい審査を受けるという意味である」と説明した。
Science Insider “Senate Panel Questions NIH’s 2013 Budget Plan” (3/28/12)