統計やその他の分析的手法は、スポーツチームの訓練や試合を最適化する標準的手段となっているが、同様の手法を国防総省(Department of Defense)全体でチームのアウトカム向上に適用させることができるかもしれない。現行の国防総省のチーム訓練は、広範なチーム構築演習や、教室での講義、代役もしくはシミュレーションによるチームメイトとの大規模な反復などに依存しており、これらの訓練手法は、講師による観察やチーム・パフォーマンスを評価するチェックリストなど、主観的な評価手法を用いる場合がある。国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)の「パフォーマンス成果のモデルを通じたチームの効率性の客観的予測(Objective Prediction of Team Effectiveness via Models of Performance Outcomes OP TEMPO)」プログラムは、国防総省に、リアルタイムの評価や実施後の見直し、パフォーマンス診断、チームの習熟度の客観的予測などを支援するデータ主導型能力を提供することを狙いとする。OP TEMPOを通じて、チームのパフォーマンス成果と相関する生物学的な行動の特徴(例として心拍数の変化とコミュニケーションのダイナミクス)を特定及び特徴付けし、実際の訓練の間にこうした特徴を正確かつ信頼性の高い形で測定するための一連の(目立たない)センサーを活用できるようにすることを目指す。