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オバマ政権、カリフォルニア州における2件の運輸プロジェクトの迅速化を発表
オバマ政権は、「もう待てない(We Can’t Wait)」イニシアチブの一環として、カリフォルニア州における2件の陸上輸送プロジェクトを迅速化すると発表した。関連機関の早期かつ集中的な調整により、プロジェクト進行計画が最高6カ月間短縮される見込みである。オバマ大統領が3月に発表した大統領令(Presidential Executive Order)を受け、大統領府行政管理予算局(Office of Management and Budget: OMB)が、インフラ・プロジェクトの許認可・審査プロセスをより効率的かつ効果的にするための政府全体の取り組みを監督している。今回発表された2件のプロジェクトは、カリフォルニア高速鉄道(California High Speed Rail)システムと、サンフランシスコ・ダウンタウン・フェリー・ターミナル(San Francisco Downtown Ferry Terminal)である。 White House “We Can’t Wait: Obama Administration Announces Two California Transportation Projects to Be Expedited” (9/21/12)
テキサス大学MDアンダーソン癌センター、斬新ながん治療法開発プログラムを開始
テキサス大学(University of Texas)のMDアンダーソン癌センター(MD Anderson Cancer Center)は、癌治療に関する科学的発見を臨床的発展へと劇的な速さで進めることを狙いとした前代未門の取り組みを開始すると発表した。「ムーンショット・プログラム(Moon Shots Program)」と呼ばれるこのプログラムは、産学のリーダーを結集させ、機能横断型の専門家チームを作り、チームが有する知識を試験や機器、医薬品へとできるだけ早く転換させることに取り組む。初期目標として8種類の癌が対象として設定されており、各チームは研究に必要な資金やその他のリソースを受ける。プログラムはケネディ大統領の1962年の有名な演説から名づけられたものである。 MD Anderson Cancer Center “UT MD Anderson Cancer Center Launches Unprecedented Moon Shots Program” (9/20/12)
製薬大手10社が研究活動で協力
アボット社(Abbott)やアストラゼネカ社(AstraZeneca)など世界の製薬大手10社は9月19日、医薬品開発の加速を狙いとした研究活動で協力することを発表した。そしてこの取り組みを実施するための非営利団体として、「トランスセレレイト・バイオファーマ(TransCelerate BioPharma)」が設立された。これまでにも製薬企業が協力することはあったが、それらは競争に直接つながる分野ではなく、今回のような取り組みは初めてであるという。トランスセレレイトはまず、臨床試験をより効率的にすることを目的とした5件のプロジェクト(データ記録方法の標準化や共通のインターネット・ポータルの開発など)に着手する計画である。 New York Times “Drug Makers Join Efforts in Research” (9/19/12)
ジョンソン・エンド・ジョンソン社、世界4拠点でイノベーションセンターを設立へ
ジョンソン・エンド・ジョンソン社(Johnson & Johnson)は9月18日、世界でも有数のライフサイエンスクラスターが存在する4地点(カリフォルニア、ボストン、ロンドン、中国)でイノベーションセンターを設立する計画を発表した。これらのイノベーションセンターは、初期段階のイノベーションの発見や共同投資機会の確立、これらのイノベーションの開発のスピードアップに重点を置いた地域ハブとして機能する計画である。各センターに科学技術専門家が配置され、地域に基づいた交渉能力、初期段階の機会に対応する柔軟な交渉体制が備えられる。4つのイノベーションセンターは今後数ヶ月のうちに稼動予定となっている。 Johnson & Johnson “Johnson & Johnson Announces Plans to Establish Innovation Centers” (9/18/12)
Congress.govが始動
議会図書館(Library of Congress)、上下両院の代表、政府印刷局(Government Printing Office)は9月19日、議会図書館の法案データベースであるTHOMASの後継サイトとしてCongress.govを立ち上げたと発表した(現在はベータ版で、いずれはTHOMASの情報が全て組み込まれる)。新たなサイトでは、議会会期やソース、上下両院、法案タイプ、題目といった多様な項目から検索が可能な他、モバイル機器でも閲覧できるようになっている。また、各ページにフィードバック機能とソーシャル・メディアとの共有機能が付けられ、一般からのコメントを積極的に受け付けることができる。 Washington Post “Congress.gov launches; THOMAS legislative database gets a face lift” (9/19/12)
商務省、「i6チャレンジ」全国コンペの勝者を発表
商務省(Department of Commerce)のレベッカ・ブランク長官代理(Rebecca Blank)は9月19日、オバマ政権による第3回「i6チャレンジ(i6 Challenge)」の勝者として、バージニア、カリフォルニア、フロリダ、インディアナ、ミズーリ、ニューメキシコ、ウィスコンシンの各州におけるプロジェクトを選出したと発表した。i6チャレンジは、2010年に開始された「スタートアップ・アメリカ・イニシアチブ(Startup America Initiative)」の一部で、革新的な製品開発やアイデアの商業化、雇用創出などの促進を目的とした全国コンペである。選出されたプロジェクトは最高100万ドルの助成金を受益する。今回の勝者プロジェクトの一つである「バージニア・イノベーション・パートナーシップ(Virginia Innovation Partnership: VIP)」は、州内の大学や非営利研究機関、多様なチームによる合同取り組みで、州内で商業応用の可能性があるアイデアやイノベーションを見つけ、そのビジネスモデルの開発、市場選択、市場化へとつなぐ支援をするものである。 Economic Development Administration “U.S. Commerce Department Announces $1 Million Investment to Spur Technology Commercialization and Small Business Development in Charlottesville, Virginia” (9/19/12)
CAFE基準達成に向けた電気自動車の貢献は小さいとの見方
ピュー・クリーンエネルギー・プログラム(Pew Clean Energy Program)のパネル討論会で、自動車業界のトップらは、「自動車業界が、2025年に引き上げられる企業平均燃費(Corporate Average Fuel Economy: CAFE)基準を遵守するためには、膨大な漸進的技術改良リストを実施していかなくてはならない」と述べた。しかし同じ席で専門家らは、「CAFE新基準をクリアする上で、電気自動車は大きな役割を果たさず、今後の自動車は軽量化やエンジンの効率化などその他の多くの分野の進展が基盤となるであろう」との見解を示した。また、ある専門家は、「プラグイン式ハイブリッド電気自動車は、2025年のCAFE新基準をクリアするのに十分なほどの進展はしないであろう」と述べた。 Mercury News.com “Fuel-economy advances won’t come from electric cars, experts say” (9/20/12)
NIST、オンラインのセキュリティとプライバシーの推進を目的としパイロット事業5件に助成
商務省(Department of Commerce)傘下の米国標準技術局(National Institute of Standards and Technology:NIST)は9月20日、「サイバースペースにおける信頼性のあるアイデンティティのための国家戦略(National Strategy for Trusted Identities in Cyberspace: NSTIC)」を推進する取り組みの一環として、全国で5件のパイロット・プロジェクトに合計900万ドル以上を提供すると発表した。NSTICは、民間部門やアドボカシー団体、公的機関などとの協調的取り組みによる大統領府のイニシアチブで、個人や組織がオンラインサービスにアクセスする際に、信頼性やプライバシー、選択、イノベーションを推進する形で、安全確実で効果的かつ容易で、相互運用が可能なアイデンティティ認証を利用することをビジョンとしている。今回選出された5件のプロジェクトでは、このビジョンを進展させるアイデンティティ・ソリューションの研究が実施される。 National Institute of Standards and Technology “Five Pilot Projects Receive Grants to Promote Online Security and Privacy” (9/20/12)
NIH、代謝学分野で新プログラムへの助成を発表
国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)は、生物医学の新興分野である代謝学の加速を目的に、今年1,430万ドルの投資を行うと発表した。この投資は今後5年間で5,140万ドル以上に増大する可能性がある。メタボローム(ある生物に含まれる代謝産物の総体)は細胞や体の健康状態を示す化学的情報であり、栄養や感染、健康、疾病状態に関する豊富な情報が含まれている。今回の助成は臨床及び基礎研究の分野が対象で、受益機関には3件の「地域の包括的代謝学資源コア(Regional Comprehensive Metabolomics Resource Core)」や「代謝学のデータ所蔵調整センター(Data Repository and Coordination Center)」などが含まれている。 National Institutes of Health “NIH announces new program in metabolomics” (9/19/12)
国立海洋大気庁(NOAA)、小・中・高教育の環境教育強化に関する450万ドルのグラントを発表
商務省(Department of Commerce)の国立海洋大気庁(National Oceanic and Atmospheric Administration:NOAA)は9月19日、教室や水族館、博物館、その他の教育施設における科学教育活動の強化を目的として8件の教育グラントを提供すると発表した。対象となるのは6件の複数年プロジェクトで、合計450万ドルのグラントがNOAAの「教育における環境リテラシー・グラント・プログラム(Environmental Literacy Grants Program)」から提供される。これらのプロジェクトには、小・中・高校生(K-12)ならびに公式・非公式の教育者に重点を置いたもので、具体的には、①K-12教育者がNOAAのデータやその他の資料を実験的学習活動に組み込めるようにする研修プログラム、②K-12生徒のためのサービス学習プログラム、③一般者が複雑な海洋問題をより良く理解できるようになることを目的とした非公式な科学教育者の効率性強化プログラム、などが含まれる。 ARPA-E Newsletter “NOAA Announces $4.5 Million in Environmental Literacy Grants to Support K-12 Science Education and Stewardship Projects” (9/20/12)