厚生省(Department of Health and Human Services:HHS)監察官室(Office of the Inspector General:OIG)は、1月10日に発表した報告書の中で、国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)に対してグラントの受益者個人の利益相反のみならず、受益機関の利益相反問題に対処するような規制を策定・発表するよう要請した。NIHでは現在、研究者個人の利益相反問題に関する規制を改訂中であるが、受益機関に関する同様の規制はない。OIGが、2008年にNIHのグラントを受益した医学部や大学にアンケート調査を行ったところ、回答した156件の受益機関のうち、21件において株式所有などの金銭的利害が明らかになっており、そのうちNIHグラントに関連する利益相反もあったという(多くは非公開企業の株式所有)。
The Great Beyond “Repot prods NIH to address institutional conflicts of interest” (1/12/11)