州科学技術研究所(State Science & Technology Institute: SSTI)は5月6日、2026年第1四半期のベンチャーキャピタル(VC)投資動向を発表した。ピッチブック(PitchBook)のデータによると、投資総額2,670億ドルのうち上位5件が全体の73%超を占めたという。また、エンジェル投資家やベンチャーキャピタル投資家が特定されている1億ドル未満の案件に限定した場合、総資金調達額は、昨年第3四半期の243億ドルを頂点に減少へと転じ、今期は215億ドル弱にまで低下した。取引件数も今期は1,486件で、2023年同期の半数以下へと落ち込んでいる。過去3年間は第1四半期の活動が最も活発であったが、今年は従来の増加傾向が見られず異例の推移となった。投資段階別ではシード期案件が前期比33%減と縮小する一方で、アーリーステージへの投資額は増加した。SSTIは、投資家はソフトウェアや人工知能(AI)関連企業へ強い関心を示しているとし、少数の初期案件に資金が集中していることから、全体的にみると、資金調達が難航する可能性があると分析している。
SSTI “Slowing Q1 VC investment could mean more selective investors and difficult fundraising” (05/06/26)
https://ssti.org/blog/slowing-q1-vc-investment-could-mean-more-selective-investors-and-difficult-fundraising