カリフォルニア州の投資者所有型ユーティリティ企業(Sempra、SoCalEd、PG&E)は10月2日、商業不動産におけるエネルギー効率改良措置の資金調達手段として、オンビル・リペイメント(On-Bill Repayment: OBR)を含む複数の資金調達プログラムを発表した。OBRは、不動産所有者がエネルギー効率改良措置を行うために低コスト資本へのアクセスを獲得し、その返済はユーティリティ請求書を通じて行うというものである。OBRの長所として、債務はユーティリティ料金と共にビルの所有者或いは占有者に課されるため、信用度の向上及び長期的な返済が可能といった点が挙げられる。環境防衛基金(Environmental Defense Fund: EDF)の試算によれば、商業的エネルギー効率措置の投資資金として、今後10年間でOBRを通じて60億ドルの民間資金が調達される可能性があるという。
Environmental Defense Fund “California Utilities Announce Innovative Financing For Energy Efficiency Retrofits” (10/3/12)