12月1日に行われた国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)の世界気候行動サミット(World Climate Action Summit)で、4大陸から20か国以上が、「原子力エネルギー3倍増宣言(Declaration to Triple Nuclear Energy)」を開始した。宣言は、2050年までに温室効果ガスの正味ゼロ排出を世界的に達成し、摂氏1.5度目標を実現可能範囲内に維持する上で、原子力エネルギーが果たす主要な役割を認識したものである。宣言の中核となる要素は、2050年までに世界の原子力エネルギー能力を3倍にするという目標の進展へ向けて協力すること、国際金融機関の株主に、エネルギー融資政策に原子力エネルギーを含めるよう奨励することを呼びかけることである。米国、ブルガリア、カナダ、日本など合計22カ国が宣言を支持し、他国の参加を呼び掛けている。