米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の国立科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics:NCSES)は、米国内の研究集約型学術機関における博士号取得者の研究資金に関する報告を行った。それによれば、2014~2017学術年度の間に米国の研究集約型学術機関を卒業し、科学・工学(S&E)分野の博士号を取得した者のうち、51%が大学院での研究活動中に研究資金を受け取っていたと考えられる。こうしたS&E博士号取得者のうち、42%は、連邦の資金提供機関が唯一の研究資金提供源となっている。資金提供を受けた博士号取得者グループについて、観測可能な60カ月間のグラント・データを基にすると、平均して3.7件の研究グラントを受け取り、その受益期間は36カ月間となっている。こうしたグループの研究チームの中央値は6人である。これらのデータは、「イノベーション科学研究所(Institute for Research on Innovation and Science: IRIS)」がまとめた管理データを、「博士号取得者調査(Survey of Earned Doctorates: SED)」のサブセットと関連付けて作成したものであり、管理データ内にある21機関の1つに在籍した博士号取得者のみを対象としている。このため、その結果は全ての博士号取得者には当てはまらない可能性がある。