国立エネルギー技術研究所(National Energy Technology Laboratory: NETL)の研究者は、超臨界二酸化炭素(supercritical carbon dioxide: sCO2)のサイクル発電に伴う主要な課題を克服することに取り組んでいる。これは、NETLが支援する「超臨界トランスフォーメーショナル電力(Supercritical Transformational Electric Power: STEP)」パイロット・プラントなどの次世代発電システムの進展にも寄与する。「二酸化炭素を作動流体としてサイクル発電に使用することには、蒸気に比べて数多くの潜在的優位性があるが、サイクルの1セクションはほぼ流体臨界状態で作動し、特性が劇的に変化することから、不安定なフローを防止するための管理戦略が必要である」と、NETLのエリック・リーセ氏(Eric Liese)は述べる。同氏と同僚は、「超臨界二酸化炭素再圧縮密閉ブレイトン・サイクルにおけるフローの揺動軽減のための管理手法(Control methods for mitigating flow oscillations in a supercritical CO2 recompression closed Brayton cycle)」と題する報告書を発表し、フローの変動を軽減する2つの管理方法を提案した。