OSTP、海洋二酸化炭素排除に関する行動委員会設置

二酸化炭素排除(Carbon dioxide removal: CDR)は二酸化炭素を排除できる可能性を秘めた強力なツールの一つで、既に大気や海上に存在する二酸化炭素を排除し、数世紀にわたって恒久的に貯留することに焦点を当てている。海洋のCDRは、地上のCDRに比べると知名度はさほどないものの、海洋の二酸化炭素を排除し、それを貯留する様々な方法が提案されている。海洋CDRの最も安全かつ効果的な手法について新たな知識を得ることは優先事項の一つであることから、大統領府科学技術政策局(Office of Science and Technology Policy: OSTP)は、「海洋二酸化炭素排除に関するファスト・トラック行動委員会(Fast-Track Action Committee on Marine Carbon Dioxide Removal)」の新設を発表した。委員会は、異なる種類の海洋CDRについて利点と懸念を評価し、関連する政策を形成し、安全かつ効果的な海洋二酸化炭素の排除と炭素分離方法に関する研究を行う。委員会の設置は、年初に発表された「米国海洋気候行動計画(U.S. Ocean Climate Action Plan: OCAP)の勧告の一つであり、委員会には10以上の連邦省庁の専門家が含まれる。

White House “Marine Carbon Dioxide Removal: Potential Ways to Harness the Ocean to Mitigate Climate Change” (10/6/23)