米陸軍工兵隊(U.S. Army Corps of Engineers)によれば、国防総省(Department of Defense)の前線作戦基地で生まれる固形廃棄物の80%以上は、廃材、ボール紙(段ボール)、紙である。これは、兵士一人当たり一日約13パウンドの廃棄物に相当し、しばしばごみ廃棄場で処分されるか、現場で埋められている。国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)の「国防のための廃棄物アップサイクリング(Waste Upcycling for Defense: WUD)」プログラムは、廃材やボール紙、紙などを、軽量で強度があり、持続可能なマテリアルに転換して、様々な国防総省の場面で再使用するためのエンド・トゥー・エンド・プロセスの研究開発(R&D)に取り組む。WUDが成功すれば、国防総省の廃棄物処理の負担を軽減し、サプライチェーンの物流負担を和らげ、国防総省の建設と防衛に関連する全体的な炭素排出を削減する一助となると同時に、持続可能な建築マテリアルへの道筋を開くことになる。