CSET、中国の汎用人工知能について報告

セキュリティ・新興技術センター(Center for Security and Emerging Technology: CSET)は今般、「中国の認知AI研究:汎用AIへ向けて人間の認知を模倣する(China’s Cognitive AI Research: Emulating Human Cognition on the Way to General Purpose AI)」と題する報告書を発表した。中国は、2017年の「新世代AI開発計画(New Generation AI Development Plan)」の中で、広範な能力を有する人工知能(AI)-「汎用人工知能(artificial general intelligence: AGI)」としても知られる-を創出する意向を発表し、中国の高名な科学者及びAI機関がこれを推進している。本論文は、こうした主張の妥当性を評価することを試みたもので、2018~2022年の中国語及び英語による科学論文を調査することで行われた。報告書は、その結論として、①出版された科学論文は、中国が積極的に汎用AIについて研究していることを示唆する、②先端(汎用)AIに関する中国の研究は、広範な人材の間で共有されている、③中国のAGI研究が最も集中しているのは北京地域である、などを挙げている。そして、「他国がAI研究のセーフガードを検討する中、中国がAGIへ向けて進んでいることは、台頭しつつある世界水準にとって課題となりつつある。海外の科学技術を追跡する上でオープン・ソースの監視プログラムの必要性が強調される」と説明している。

Center for Security and Emerging Technology “China’s Cognitive AI Research: Emulating Human Cognition on the Way to General Purpose AI” (7/23/23)