「ポスドクは、若手キャリアの研究者にとって、もはや魅力的な選択肢ではないのでは」という懸念の増大を受け、国立衛生研究所(National Institutes of Health: NIH)が形成した作業部会が、オンライン会合を実施した。そこで、「米国のバイオメディカル研究ラボのポスドクは、より良い給与の支払いが行われるべきである(たとえそれが採用するポスドク数の減少につながるとしても)」との予備的立場が表明された。作業部会が発表した「指針原則(guiding principles)」には、ポスドクの給与を引き上げること、福利厚生を強化すること、ポスドク期間に上限を設定することが盛り込まれた。作業部会の共同委員長でNIHの第一副長官代理(acting principal deputy director)を務めるタラ・シュウェッツ氏(Tara Schwetz)は、「我々が検討している変更の一部は、最終的にはポスドクの減少につながるかもしれない」との認識を示した。最終的な勧告は今年12月に発表される見通しである。
Science “NIH working group calls for fewer—but better paid—postdocs” (6/12/23)