現在、悪質な要素を含んだドキュメント(文書)は、政府や民間部門におけるデータ漏洩の主たる原因となっている。疑わしいファイルの危険性に関する警告は数多くあるが、それでも人々の業務はドキュメントに依存している。例え、そのドキュメントの直接の提供者は真正であることが証明できたとしても、その内容は信頼できない源から発されたものであったり、悪質なデータが含まれている可能性がある。こうした中、国防高等研究計画局(Defense Advanced Research Project Agency: DARPA)の研究者は、「セーフ・ドキュメント(Safe Documents: SafeDocs)」プログラムを通じて、利用者が自信を持ってドキュメントを開き、自分が画面上に見ているドキュメントを信頼できるものとする新たな手法及びツールを開発した。SafeDocsプログラムの担当高官は、本プログラムのソリューションを、ドキュメントだけでなく、その他のファイル形式に拡大することを想定している。同氏は、「もし、SafeDocsのツールを使って全てのデータ形式を設計することができれば、我々は、精巧で悪質なデータ攻撃に対するシステムの脆弱性を大幅に削減することができるだろう」と説明する。