近年におけるR&Dの対GDP比の増加は実験的開発の増加によるもの

米国科学財団(National Science Foundation: NSF)の国立科学工学統計センター(National Center for Science and Engineering Statistics:NCSES)の発表によれば、米国の研究開発(R&D)が国内総生産(GDP)に占める割合は、2021年には3.40%となり、2019年以来初めて3%を上回った。前回、R&Dの対GDP比が最も高かったのは1964年であった。長期的なトレンドをみると、過去十年間でR&Dの対GDP比を3%以上に押し上げたのは実験的開発であることが読み取れる。例えば、1964年には実験的開発は国内R&D支出の65%であったが、2020年には66%となった。一方で、基礎研究が国内R&Dに占める割合は1964年の13%から2020年は16%に増加した。ただし、2010年から2020年の十年間に、R&Dの対GDP比は、2.70%から3.40%に増加した中、実験的開発がGDPに占める割合は1.67%から2.24%に増加している。同時に、実験的開発が国内R&D活動に占める割合は、62%から66%へ増加した。

National Institute of Standards and Technology “Recent Increase in R&D to GDP Ratio Driven by Increases in Experimental Development” (6/13/23)