スパコン・リスト「TOP500」において、米国が引き続き上位を独占

半年ごとに発表されるスパコン世界ランキング「TOP500」の第61版が発表された。前回と同様、唯一のエクサスケール・コンピュータである米国のフロンティア(Frontier)システムが1位であった。フロンディアはAMD EPYCプロセッサを搭載している。米国がランキングを独占しており、このことは特にAMD社にとっては朗報となっている。一年前に、エネルギー省(Department of Energy)の「フロンティア」スパコンが、TOP500リストで初のエクサスケール・コンピュータとなり、日本の富岳(442ペタフロップス)から首位を奪取した。フロンティアのベンチマーク・スコア「HLP-MxP」は、昨年11月の1.02エクサフロップスから今回は1.194エクサフロップスに増加した。TOP500による別の性能測定であるベンチマーク「HPCG」のスコアでは、富岳が1位(16.0)でフロンティアは2位(14.05)であった。TOP500リストにおける中国と米国の支配は続いており、上位500件のうち、米国のスパコンは150件(前回の126件から上昇)で、中国のスパコンは134件(前回の162件から減少)であった。ただし、中国は、スパコンを構築するための制裁を回避していると考えられており、そのため新たなスパコンをTOP500に提示せず、注目を集めることを避けようとしているのかもしれないとの見方もある。

Tech Spot “The US continues to dominate the TOP500 supercomputers list” (5/22/23)