2025年の石炭火力廃止、15年ぶりの低水準 発電所の稼働延期相次ぎ

エネルギー情報局(Energy Information Administration: EIA)は4月13日、2025年に廃止された石炭火力の総発電設備容量が2.6ギガワット(GW)にとどまったと発表した。年初に予定されていた8.5GW分の発電設備廃止計画に対し、4.8GW分が延期となったことに加え、1.1GWは廃止計画そのものが中止となったことが背景にあり、2010年以来15年ぶりの低水準となった。例えば、エネルギー省(Department of Energy)は連邦電力法第202条(c)に基づき、ミシガン州のJ.H.キャンベル発電所など複数の石炭火力に対して送電網の信頼性確保を目的とした緊急稼働命令を発令したことが大きな要因で、実際に閉鎖されたのはユタ州のインターマウンテン電力プロジェクト(Intermountain Power Project、1,800メガワット)など4施設のみとなり、廃止された発電設備容量も2024年末時点の石炭火力容量の1.5%にとどまった。2026年には6.4GW分の閉鎖が予定されているが、規制判断や経済要因により計画変更の可能性がある。

EIA “U.S. coal-fired generating capacity retired in 2025 was the least in 15 years” (04/13/26)
https://www.eia.gov/todayinenergy/