米国科学審議会(National Science Board: NSB)が5月4日に発表した「2026年米国科学工学の現状(The State of U.S. Science and Engineering 2026)」によれば、過去25年間に米国の科学工学(S&E)活動は大きく再編された。企業部門がR&Dの資金拠出と実施における中心的存在となり、イノベーション活動は情報技術や重要新興技術分野に集中した他、中国が競合相手として台頭してきた。米中両国は世界のR&Dを支配しており、中国は複数の主要科学技術分野の指標で米国を上回っている。中国の研究論文出版数は世界最多である一方、米国の研究論文は依然として様々な科学分野で被引用数の割合が最大となっている。米国内において2014~2024年の間にS&E分野の学位取得者は増加し続け、特にコンピュータ及び情報科学分野の学位取得者が急増している。また、米国のSTEM従事者は米国全体の労働力の26%を占め、雇用や賃金の面で優勢となっている。
National Center for Science and Engineering Statistics “The State of U.S. Science and Engineering 2026” (05/04/24)
https://ncses.nsf.gov/pubs/nsbsep20261