ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)は4月16日、国防総省(Department of Defense)が兵器調達の遅延や高コスト対処に向け、フォード・モーター社(Ford Motor)やゼネラルモーターズ社(General Motors: GM)と特定部品製造に関する協議を開始したと報じた。イランとの戦争やウクライナ支援による軍需物資の不足を背景に、トランプ政権が従来の国防産業基盤の停滞に強い危機感を示していることから、同省は調達体制の刷新を急務としている。具体的には、緊急時の民間技術の活用例として、新型コロナウイルス感染症のパンデミック時にGM社が防護具や人工呼吸器製造を担った事例や、第二次世界大戦時の産軍連携による生産体制「民主主義の兵器廠(Arsenal of Democracy)」などを挙げ、商用車製造における民間の大量生産の知見を国防に応用し、供給網強化を図るという。一方で専門家は既存の生産設備活用には一部兵器の仕様を変更する必要があると指摘しており、記事も中国製原材料への依存している現状について触れている。
The New York Times “US power purchase agreements reach record prices: LevelTen” (04/16/26)
https://www.nytimes.com/2026/04/16/business/pentagon-ford-general-motors-defense-production.html